rusted-coil old blog

はてなダイアリー上で書かれていた旧東方錆恋録 ~Slipping Rusted Magnemite~のデータをそのままインポートしたブログです。リダイレクト先を変える前に気づいたらダイアリーがサービス終了していたので、とりあえずリンク切れを防ぐため公開しています。

孵化乱数調整ツール SMSeedSearch ver0.00b

  • exeと同じフォルダにconfig.txtを作り、固有seedを8桁×4行分書いておくことで起動時に読み込むようにしました。
  • 性別1:7の指定が逆になっているバグを修正しました。
  • 連続受け取りリスト出力に対応しました。

→受け取り拒否による消費数調整ではなく連続してタマゴを受け取った時の個体と開始乱数位置がわかります。
これを使うことで、自然発生した色違い個体からTSVを求めることができます。

TSVの求め方

TSV/PSVとは、第6世代以降色違い判定に使われている値で、トレーナー(TSV)・ポケモン(PSV)それぞれ0〜4095の値を持つ。
PSVポケモンの性格値(PID)から計算できる。(PSV = (PID上位16bit ^ PID下位16bit) >> 4)
おやトレーナーのTSVとPSVが一致した時そのポケモンは色違いとなる。

生成される個体がわかっているので、ポケモンの性格値に使われる乱数からPSVを求めることができ、
"どの個体が色違いになったか"からそのポケモンPSV=自分のTSVを求めることができる。

準備
手順
  • コイキングを持ち物を持たせずに預かり屋に預ける
  • ツールに固有seedを入力、国際孵化とひかるおまもりにチェックを入れて「連続受け取りリスト出力」
  • タマゴをひたすら孵化する。性別・性格の並び順が一致している所が現在の乱数位置
  • 色違いが生まれたら、その次のタマゴまで孵化する
  • 例えば以下のリストで200個目の「♂おくびょう」個体が色違いになったと仮定すると、これは通常リストにおける5568番目の乱数から生成される個体。

  • 実際に「リスト出力」の方で確認してみるとたしかに消費数5568の個体になっている。
  • 通常リストで5568の個体から順に見ていき、「色違いの次の個体」がどこにあるか調べる。
    • これは連続リストで次の個体の乱数位置の-0〜-7の範囲にあるはず(例の場合では201番目が5596なので5589〜5596)
    • ここでは色違いの次の個体が「♂なまいき」、つまり5592の個体だったとする
  • ここで見つかった個体の2つ前の乱数が色違い個体の性格値になっている。
    • 例では34F2B550。ここからPSVを計算すると34F2 xor B550 = 81A2, 81A=2074よりPSVは2074。


ちなみにコイキングのタマゴをリゾートに預けるとマメありで2.5時間で孵化する。
期待値的に1個色違いが見つかるであろう512個孵すのにも実時間で71時間程度。1日6回チェックできれば5日で終わる。

おまけ 性格値からPSVを計算する方法
  • windows標準の電卓を開く(以下はWindows10の場合)
  • モードを「プログラマ」にし「HEX」を選択
  • 「性格値の上4桁」「Xor」「性格値の下4桁」の順で入力しエンター
  • 出てきた4桁の数字の上3桁をメモする
  • 数字をクリアし先程の3桁を入力する
  • 「DEC」の部分に表示されている値がPSV