rusted-coil old blog

はてなダイアリー上で書かれていた旧東方錆恋録 ~Slipping Rusted Magnemite~のデータをそのままインポートしたブログです。リダイレクト先を変える前に気づいたらダイアリーがサービス終了していたので、とりあえずリンク切れを防ぐため公開しています。

ジルダリア 髪パーツ複製

ジルダリアの髪とかリペイントしたい…でも直接塗るのは失敗した時のリカバーが面倒くさそうだしそもそも可塑剤染み出すタイプの子は上から塗って大丈夫なのか?
→そうだ、複製しよう!
ということで布服・塗装と踏み込んできた神姫沼の極めつけにパーツの複製に手を出してみた。


調べてたらDCDさんという方のブログがよくまとまっていてとても参考になった。今なんか大変そうなことになってるみたいだけど…

秤・シリコーン・レジンと割と高めで素材一式揃えたら先日お迎えしたウェスペリオーさんと同じくらいの値段になった…まあこういうのは実際に手を動かして自作するのが楽しいのであって複製自体も遊びだと思えば問題ない。


今回は試しということで穴があって複雑な形の顔パーツじゃなくて髪の方を複製してみたら意外と詰まったのでメモ。
まず最初の関門。ジルダリアの頭部は接着されてて、うちの神姫は3rdのアーンヴァル・アルトレーネ・オールベルンとEXウェポンのシュメ子ぐらいでこのタイプは初めてだったので分解がかなり手こずった。
熱湯につけてちょっとずつマイナストライバーとデザインナイフで分解してたけど、数時間かけた挙句最後の方で割と力任せに外したら境界が若干えぐれめに…



ま、まあ、気を取り直して複製本編へ。基本的に上のブログで紹介されてる手順通りなのでそちらを参照のこと。

  • 埋めて

  • 流して

  • こうじゃ


型作成については

    • 今回はジョイントを増やす必要がなかったのでレジンのルートはメインの方を1つ目の型を作る時に粘土を適当に盛り、空気抜きはナイフで目安程度にして両方の手法を試してみた。
    • いずれにせよ型を彫ってルートを作る所がデザインナイフだとかなり大変だったので、彫刻刀とかが欲しい。小学生の時に使ったやつ探したけど見つからなかったよ…
    • 気泡とか案外なんとかなる。



次はいよいよレジンキャスト。今回は後から塗る用のパーツなので調色も必要ないイージーモード。
使ったのは一式買いに行った店で売ってた「EXキャスト ホワイト」。今後肌色作る時にDCDさんのブログの調色レシピが使えるかは不明。
しかしこの缶、液がくっそ出しにくい。一旦調味料ボトルに出したけど、半分ぐらい溢れて手にも大量に被弾してしまった…ゴム手+漏斗は必須っぽい。

あとは型をダンボールで挟んで、レジンの原液を単純に3gずつ混ぜたものをひたすら流すべし!流すべし!
この工程ではなかなか強く締められる輪ゴムが家になくて苦労した。結局ダンボール板を1枚増やして輪ゴム10本ぐらい撒いてなんとかなった(それでも下から少し染み出したけど)ので、強力っぽいゴムバンドがあるとよさそう。
そして…



ギャー気泡だーーーー!


前髪の先、後ろ髪の先と接続部のピンの先が欠けてるという事態に。
型の方をチェックしてみたけどその部分の型はちゃんととれてたからレジンキャスト時の問題ということ。
この後4回ほど、ベビーパウダーを撒いたりして色々試してみたけど結局この気泡は解消せず。6回目にしてようやくできた。
まずこうなった原因を考えると、液が先端まで行き渡らないのは空気の逃げ場がないからだと思い、大胆に気泡があった部分に穴を開けて外側の壁まで貫通。
さらに、髪の先端の型を少し彫る。これで元々気泡があった部分を「パーツの先端」ではなくすことでレジンを詰めるという作戦。複製品にはツノや余計な部分ができるがあとでナイフとペーパーで処理してやればどうとでもなる。

ということで、削り+穴あけを問題のあった上記3箇所に行い、ベビーパウダー併用で流した結果、

無事気泡がなくなりました!
あとは適宜削って整えれば複製パーツとしてはほぼ完成。やったぜ。



全体の感想としては、丁寧なチャートのおかげもあって意外と簡単だったなあと。あと個人的には0から1を作る作業なので失敗しても材料分の損失だけで済む点が塗装と比べてかなり精神的に楽。
レジンもすぐ固まって試行回数稼ぎやすいから、型さえ作ってしまえば微調整もそこまで大変じゃなさそうだった。


さて、元々はシュメ子の笑顔パーツを作るために手を出そうと考えていた複製だけど、サイフォス武装でかっこいい系の道が開けてしまいあんまり必要なくなった感あるがここからどうするか…開封したシリコーンとレジンは早めに使っておきたいし